脳梗塞で痛み止めの薬を飲んでも痛みがとれない。どうすればいい?

脳梗塞の後遺症として、痛み止め(鎮痛薬)を飲んでいるのに痛みが取れないという相談は非常に多くあります。特に、肩・腕・脚の痛み、しびれ、ズキズキした痛みや焼けるような痛みでお困りの方も少なくありません。

ここでは、脳梗塞後に痛みが残る理由と、薬以外でできる具体的な対処法についてわかりやすく解説します。


痛み止めが効かない理由

脳梗塞後の痛みは、一般的な腰痛や関節痛とは原因が異なる場合があります。

① 中枢性疼痛(ちゅうすうせいとうつう)

脳がダメージを受けることで、痛みを感じる神経そのものが誤作動を起こし、実際にケガがなくても強い痛みを感じることがあります。

この場合、

  • 市販の痛み止め
  • 一般的な鎮痛薬

では効果が弱い、または効かないことがあります。

② 麻痺による筋肉の緊張・拘縮

脳梗塞後は、麻痺側の筋肉が硬くなりやすく、

  • 肩こりのような痛み
  • 関節が引っ張られる痛み
  • 動かした時の強い痛み

が出ることがあります。

③ 血流低下による痛み

動かせない状態が続くと血流が悪くなり、筋肉や関節に老廃物がたまり痛みが強くなることもあります。


痛みがある時にまずすべきこと

① 主治医に必ず相談する

痛みが続く・強くなる場合は、

  • 薬の種類や量が合っていない
  • 神経性の痛みの可能性

が考えられるため、自己判断せず医師に相談しましょう。

② 無理に動かさない・我慢しない

「動かさないと悪くなるのでは」と無理をすると、かえって痛みが悪化することがあります。


薬以外でできる対処法

① 医療保険を使った訪問マッサージ

脳梗塞後の痛みには、医療保険適用の訪問マッサージが有効なケースが多くあります。

訪問マッサージでは、

  • 硬くなった筋肉をやさしく緩める
  • 関節の動きを保つ
  • 血流を改善し痛みを軽減する

ことを目的に施術を行います。

ベッド上での施術も可能なため、外出が困難な方でも安心して受けられます。

② 定期的な関節運動・ストレッチ

専門家の指導のもと、

  • 関節が固まらないようにする
  • 痛みの出にくい姿勢を覚える

ことも重要です。

訪問リハビリが有効なケースが多くあります。

③ 姿勢・寝方の見直し

麻痺側に負担がかかる姿勢が続くと、痛みが悪化します。電動ベッド、クッションやタオルを使った調整も効果的です。

ケアマネジャーや福祉用具専門相談員に相談してみましょう。


痛みを我慢し続けるリスク

痛みを放置すると、

  • 動くのが怖くなる
  • 寝たきりに近づく
  • リハビリ意欲が低下する

など、生活の質(QOL)が大きく下がってしまいます。

「薬を飲んでいるのに痛いのは仕方ない」と諦めず、別のアプローチを組み合わせることが大切です。


まとめ

脳梗塞後に痛み止めを飲んでも痛みがある場合、

  • 神経性の痛み
  • 麻痺による筋肉・関節の問題

が関係していることが多く、薬だけでは限界があるケースもあります。

医師への相談とあわせて、医療保険を使った訪問マッサージ、介護保険のリハビリ、介護用品などを上手に活用し、痛みを軽減しながら安心して生活できる環境を整えていきましょう。

お困りの際は、お気軽にご相談ください。

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